なぜ作ったのか
日本で暮らしていると、同じ種類の情報を何度も調べ直すことになります。ビザの書類、引っ越しの手順、ある都市の通勤ロジック、寺院の参拝マナー。答えは SNS、ブログ、行政ページに点在し、今日見つけたものが明日には流れて消え、次にまた一から探すことになります。
日本に関する中国語の情報は少なくありませんが、その多くは「おすすめ」を単位としています——一軒の店、一本のルート、一つの攻略パック。制度がどう動いているか、都市がなぜそう形成されたか、一つの手続きの全体像はどうか——構造的な解説を継続的に整理している人はほとんどいません。
comejp は最初、自分自身の問題を解くために始めました。何度も調べ直していた情報を、安定した入口として残す。続けるうちに家族や友人にも同じ索引が必要だと気付き、公開のサイトにしました。
情報設計の考え方
サイトは三つの直交する軸で内容を組織しています:テーマ、場所、タスク。
テーマ軸は五つのチャンネル——文化、生活、都市、食、留学・仕事。それぞれが独自のテーマ索引と長期的な企画を持ち、「このジャンルは全体としてどういうことか」に答えます。
場所軸は都市ページ。東京、京都、大阪、福岡といった項目の下に、同じ都市の住、移動、文化ルート、産業背景をまとめ、「この街で具体的にどう暮らし、どう動くか」に答えます。
タスク軸はガイドの入口。交通入門、ビザ、SIM、銀行口座といった「初めての日本で必要な手続き」を、テーマと都市から抽出して番号付きで提示し、用件から直接入れるようにしています。
一つの記事は三つの軸の複数に同時に属することがよくあります。札幌大通の記事は「都市」でもあり「地方の食」でもあり、「ガイド」にもなり得る。この重なりは意図的なものです——読者がどの角度から入ってきても辿り着けるように。
編集方針
推薦リストよりも、背景と手順の説明を優先します。なぜその店が知られているか、なぜそのルールがそう設計されたか、手続きの次のステップはどこか——こうした情報は「行くべき N 選」より長く使えます。
制度、ビザ、税務、医療など時間とともに変わる内容には更新日を記載し、ルールが変わった際に校正し直します。読者は、ある情報がいつ書かれ、現在も有効かどうかを知る必要があります。