北野:坂道、異人館、神戸開港後の記憶
三宮北側の丘にある北野は、1868年の神戸開港後に外国人が山手へ住んだ歴史を、異人館と坂道で読める街です。
北野は三宮駅北側の丘陵地にあります。1868年に神戸が開港した後、海側の旧居留地に入れなかった外国人が山手へ住むようになり、北野には多くの洋館が集まりました。
異人館の見方
北野・山本通エリアには、2024年時点で公開されている異人館が約20棟あります。代表的なのは風見鶏の館、萌黄の館、英国館、ラインの館、うろこの家です。
料金を抑えるなら、無料のラインの館、風見鶏の館¥500、萌黄の館¥400で合計¥900ほどです。すべて回ると¥3,000-5,000になるため、建築、室内装飾、写真のどれを重視するか先に決めたほうが疲れません。
坂道と移動
三宮駅北口から北野坂の中心までは徒歩約15分、高低差は約80mです。北野坂は整備されていますが、ずっと上り坂なので夏や雨の日は負担があります。
同行者に足の弱い人がいる場合、三宮駅前から北野坂上までタクシーで約¥1,000を見ておくと安全です。北野観光周遊バスもありますが、本数と停留所は当日の予定に合わせて確認してください。
建築の違い
北野の異人館は、ドイツ、英国、米国、フランスなど原住者の背景により雰囲気が違います。見るポイントは外壁材、窓の形、ベランダ、玄関まわりです。
風見鶏の館は赤レンガと風見鶏で知られるドイツ商人の旧宅です。うろこの家は天然石板の外壁が特徴で、遠目にも他の館と見分けやすい建物です。
神戸開港との関係
神戸は1858年の安政五カ国条約を背景に、1868年1月1日に開港しました。同時期に横浜、長崎、新潟も開港し、商人、外交官、宣教師が入ってきました。
最初の外国人居留地は海側、現在の旧居留地周辺に置かれました。1870年代以降、商人層を中心に山手へ住む人が増え、北野の住宅地としての性格が強くなりました。
周辺ルート
北野から坂を下れば、20分ほどで旧居留地と南京町へ出られます。北野坂の両側にはカフェ、土産店、洋食店があり、神戸牛ランチは¥2,500-5,000ほどが目安です。
午前に北野、昼に元町や南京町、午後にメリケンパークへ下りると、山手、旧居留地、中華街、港を1日でつなげられます。