年金:国民年金・厚生年金・免除・出国前の記録管理
制度、窓口、書類、期限、費用、完了後の同期を整理します。
日本の公的年金は、20 歳から 59 歳の居住者を対象にします。外国人住民も対象です。会社員は厚生年金、自営業、学生、無職の人は国民年金が中心です。重要な数字は、老齢年金の受給資格 10 年、出国後の脱退一時金請求期限 2 年です。
国民年金と厚生年金
国民年金は基礎部分で、厚生年金は会社員や公務員などの 2 階部分です。配偶者に扶養される人は、収入や扶養条件を満たすと第 3 号被保険者になる場合があります。
第 1 号被保険者は自営業、学生、無職、フリーランスで、国民年金を月 ¥17,510 払います。第 2 号被保険者は会社員や公務員で、厚生年金を給与から天引きされます。第 3 号被保険者は第 2 号に扶養される配偶者で、年収 ¥1,300,000 以下などの条件を満たすと本人負担がありません。
住民登録をして会社の厚生年金に入っていない人は、市区町村で国民年金加入手続きをします。通知を無視することと免除申請はまったく違います。
保険料
2025 年度の国民年金保険料は月 17,510 円です。1 年前納や 2 年前納では割引があります。支払い方法は口座振替、クレジットカード、コンビニ、銀行、ATM、ペイジーがあります。
1 年分を前納すると約 ¥210,120、2 年分では約 ¥420,240 になり、月払いより割引されます。コンビニ払込票は忘れやすいため、長期滞在なら口座振替かクレジットカードにします。
厚生年金は標準報酬月額と賞与をもとに計算され、給与から天引きされます。料率は 18.3% で、会社と本人が半分ずつ負担するため、本人負担は 9.15% です。月給 ¥300,000 なら本人負担は月 ¥27,450 前後です。
免除と猶予
支払いが難しい時は、市区町村や年金事務所で免除や猶予を申請します。全額免除、4 分の 3 免除、半額免除、4 分の 1 免除、学生納付特例、若年者向けの猶予があります。
承認された免除期間は受給資格期間に入りますが、将来の年金額は減ります。未納のまま放置した期間とは扱いが違います。申請は毎年更新が必要になることがあります。
脱退一時金
外国人が日本を出る場合、6 か月以上国民年金または厚生年金を納め、国内に住所がなく、10 年の受給資格を満たさず、出国後 2 年以内であれば脱退一時金を請求できます。
国民年金の脱退一時金は 60 か月分が上限です。5 年を超えて納めても返金額は増えません。長期滞在の可能性がある人は、10 年の受給資格を得る方が有利な場合があります。
国民年金の支給額は、6-11か月で約 ¥52,530、12-23か月で約 ¥105,060、36-47か月で約 ¥210,120、60か月以上で約 ¥315,180 が上限です。厚生年金は標準報酬月額と支給率で決まり、給与が高いほど金額が増えます。
注意点
保険料を払えない時は、未納で放置せず免除を申請します。出国後 2 年を過ぎると脱退一時金は請求できません。脱退一時金は納付額の全額返金ではなく、上限もあります。
配偶者の年収が 1,300,000 円を超えると、第 3 号被保険者ではなくなる可能性があります。勤務時間を増やす時は健康保険と年金を一緒に確認します。
用語
- 国民年金: 基礎年金制度
- 厚生年金: 会社員などの年金制度
- 保険料免除: 支払い免除制度
- 学生納付特例: 学生向け猶予制度
- 脱退一時金: 出国後の一部払い戻し